みなさん、こんにちは。世田谷区経堂にある ふなき矯正歯科経堂クリニック 会長の舩木純三です。今日は私の著書「グッドスマイルとアンチエイジング①よい歯と歯ならびで健康長寿」から抜粋してお届けする第二弾。
歯と歯ならびがアンチエイジングにつながるお話を8回に分けてお届けします。
③「こ」言葉の発音がはっきり
何か遠慮しているようなボソボソとはっきりしない発音の人が時々います。これらの人たちを観察すると、口に締まりがなく、口をあまり動かさず、十分大きく開いていないことに気がつきます。口のまわりの筋肉が弱かったり、口元がかなり出ていて、口をしっかりと開いたり閉じたりできにくくなっているのです。では、どのようにしたら、口の周りの筋肉を鍛えられるのでしょうか。
そうです。よい歯や歯ならびでよく噛むことです。現代人は昔の人より噛む回数が極端に少ないのです。斉藤滋先生によれば、弥生時代は1回の食事で、約4000回近く、鎌倉時代は約2600回、昭和10年代で約1400回、そいて現代人は約600回と弥生時代の6分の1以下しか噛んでいないそうです。これでは口の周りの筋肉は発達しないわけです。
矯正歯科で簡単なトレーニングを行うと口輪筋の力を増強することはできますが、日頃、口の周囲の筋肉を使わないとまた衰えてしまいます。食事をするときには「一口30回」を心がけて、よく噛んで、口の周りの筋肉を鍛えてください。
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※ふなき矯正歯科経堂クリニック(世田谷区経堂所在)理事長・舩木純三著書「グッドスマイルとアンチエイジング①よい歯と歯ならびで健康長寿」より抜粋転載。