矯正治療を受けるメリットは見た目が綺麗に、良くなるだけではありません。
「よく噛める」「表情がよくなる」「発音が改善される」「顎関節の問題から解放される」など、様々な効果が期待できます。

よく噛めるようになると良いこといっぱい

記憶力のアップ

しっかり噛むと、脳への血液循環が良くなり、広範囲の脳神経細胞がいきいきと活動を始めます。よく噛むようになれば脳も活性化され、記憶力もアップします。

ストレスの軽減

アメリカの野球選手が、試合に挑む時にガムを噛んでいる姿をよく目にします。それは噛むことで脳内に緊張を和らげる科学物質が増加して、ストレスによる不安などを抑えてくれるからです。 しっかりとした噛み合わせは、ストレスの軽減になります。

肥満の防止

一般的に、よく噛まずに食べる早食いの子供には肥満が多いといわれています。実際に、噛まずに飲み込んでいると、咀嚼(そしゃく)が不十分なため、必要以上に食事を採っているのに関わらず、脳への満腹中枢が遅れ、過食になります。肥満は、成人病につながる恐れもあります。よく噛んで消化を助けることはとても大切なことです。

歯槽膿漏(しそうのうろう)やむし歯の予防

よく噛むと、唾液が出て口の中の食べかすが押し流され、その結果、むし歯予防につながります。また噛むことにより、歯と歯を支えている骨(歯槽骨 / しそうこつ)の間にある膜(歯根膜 / しこんまく)に適度な力が加わることで、骨が丈夫になり、歯槽膿漏の予防になると言われています。

その他にもこんな良いことが

表情がよくなる

人の第一印象は、最初の数秒で決まるといわれています。
この大切な出会いで良い印象を与えるかどうかは、笑顔が大きなカギとなります。 折角のステキな笑顔の持ち主でも、笑ったときに「でこぼこ」「八重歯」「出っ歯」「受け口」などが口からのぞいてはもったいないです。歯並びを矯正治療で治すのがステキな笑顔の第一歩となります。 また、笑顔には顔の表情筋と呼ばれる筋肉が作用します。
当院では、表情筋を鍛えるレッスン( スマイルトレーニング )や、口の周りの筋肉・舌の筋肉を鍛えるレッスン(MFT)も行っています。

顎関節症など顎の問題がなくなる

口を開けたり、あごを動かすとき、耳の前にある下あごの関節部に「カクカク」「ジャリジャリ」などという雑音や、痛みが出て口が開きにくくなる病気を「顎関節症/がくかんせつしょう」といいます。 この原因の多くは、頭の骨とあごの関節部の間にある柔らかいゴム(関節円板)のような組織の位置がずれたり、穴が開いたりするために起こります。歯並びを治すと、この顎の関節円板の位置が元に戻り、痛みや音が改善します。 当院のアンケートでは、治療前にあごの関節の音や痛みがあった方の約 82%が、矯正治療で改善しています。

発音がよくなる

笑顔に自信があっても、「舌足らずな発音になってしまう」「いつも聞き返されてしまう」など、発音でお悩みの方も多いと思います。歯並びが悪いと「サ行」「タ行」「ラ行」の発音時に息が歯の隙間から漏れてしまい、キレイな発音をすることが出来ません。歯並びをきれいにすると、歯の隙間から息が漏れることがなくなるので、発音が良くなります。